大学院

大学院の選び方(一部駐在妻の場合)

私の駐在妻という立場からの考えを書こうと思います。ですので、駐在で来ていない人の選択基準とは異なると思います。

場所

旦那の駐在についてきている以上、旦那が生活していくためのお金を稼いできているのは事実です。しかも、日本とは勝手の違う異国で、現地の社員と日本本社の板挟みになりなから・・・。妻としては、できるだけ旦那のサポートをするのが妻の仕事だと思います。(私はあんまりできてないかも。。)仮に高雄に住んでいて、台北の大学に進学するのは無謀です。理由は、交通費が重くのしかかってくることと、時間的束縛が長くなることです。家庭に割く時間が全く取れなくなります。現実的なのは、やはり住んでいる「市」と同じ市内にある事です。主要な都市、台北・台中・高雄には公立私立含め、たくさんの大学があるので、行きたい学科はその中で見つかると思います。見つけるべきでしょう。

交通

場所に関連してくる内容です。同じ市内でも、交通の便が悪いと、通学に一時間以上かかってしまったり、乗り換えが非常に多かったりする場所の大学はやめておいたほうがいいと思います。逆に交通の便がいいと、隣の市の大学は選択圏内に入ってきます。たとえば、台北市と新北市、台中市と彰化市といった感じです。

台湾のバスはほとんど定時に来ません(電車もたまに遅れます。)ので、バスの乗り換えが必要な場合は、その路線は一時間に一本しかないのか、それとも、10分に1本来るのか確かめましょう。たくさんの本数がある場合は、乗り換えがあっても、さほど苦にはならないと思います。バイクが乗れたらいいんですけどね。電動自転車乗っている日本人最近多いですね。

勉強したい学科の有無

勉強を進んでやる人は、あんまりないと思いますが、外国で専門科目を勉強する場合、その国の言葉で勉強しないといけません。興味がないと絶対に続かないと思います。さらに大学院に進学希望の方は、大学で勉強した内容が生かせるほうが、授業の理解度が違います。同じような内容、その発展的なことを勉強するので、基礎の知識があれば、仮に100%理解できなくてもついていけます。周りの大学院生のほとんどは、大学を卒業したばかりの子たちなので、大学の知識を生かして就職し、その社会経験があれば、それだけ、アドバンテージがあります。

※もし、入学してどうしてもほかの学科の事が学びたくなったら、他の課に移ることも可能です。(私の通ってる大学院の場合です。)ただ、卒業認定単位として認定される他学科の単位数が決まっているので、元勉強していた学科の単位を全部認定してもらえるかというとそうではないので、注意です。

教授

大学のwebsiteをみると、教授の紹介が出ています。もしこれに日本人の先生の名前があれば、ラッキーかもしれません。ゼミの時間は日本語で会話できますし、深い知識も日本語で教えてくれるでしょう。台湾人の教授しかいない場合は、教授のプロフィールを見てみましょう。外国(英語圏)の大学もしくは大学院を卒業した先生がいるはずです。中国語がまだ苦手で、英語のほうが何とかなるという人は、その教授のゼミ生になれるかもしれないので、これも一つの選択肢です。

現地人の口コミ

これは、結構大切だと思います。おなじ、例えば、経済学部でも、学校によって質が違います。現地の人に聞くと、この大学は、理系が強いとか、実技に特化しているとか、日本からではわからない情報を持っています。現地の人と知り合う機会があれば、是非大学の口コミを訊ねてください。

台湾の大学の不思議

台湾には専門学校がありません。(実際は職業学校はあるのですが・・・)だから、ほとんどの人が、大学卒業の学位を持っています。ビックリするのが、日本だと絶対に専門学校の、美容師の学校、台湾では大学で勉強することになります。彼らも、1.2年の間は専門科目もありますが、大学と同様、体育、国語、英語等の一般科目もあります。

もう一つの不思議は、新卒で大学の講師です。私の友達は、外国(英語圏)で語学系の大学院をでて、台湾に戻ってきて、すぐに大学の講師になりました。日本では、若い講師、教授を見たことがなかったので驚きでした。