大学院

台湾の大学・英語の必要性

台湾人は基本的に中国語で話をします。幼稚園から義務教育に至るまで、中国語です。家では(特に南部)台語を話して、家族とコニュニケーションを取っています。しかし、近年の国際化に伴い、台湾の大学では、英語がかなり重要になってきています。これは、文系・理系関係ありません。そして、よりよい就職口、会社に入るため、台湾人は必死に2か国語、3か国語を話せるように勉強しています。(全員ではないですが。)

大学の英語での講義

私は、理系でその中の専攻分野の1つをを勉強しています。1年生の時は、前期2科目、後期1科目が英語で行われる授業でした。大学院の授業なので、聞いているだけにとどまらず、意見を求められたりもします。期末レポートも英語で提出及び発表です。過去、留学ではないですが、ワーホリでカナダにいたことがあり、リスニングは結構できますが、レポートを書いたり、授業中、意見を言うのは本当に苦痛でした。台湾人のクラスメイトの英語力は様々で、簡単な事なら、英語で話せる子、レポート発表の時に下書きの英文を準備してきているのにもかかわらず、その英文が読めない子等々です。

だから、英語が全然できないと心配しすぎることはありませんが、できると英語の授業は楽です。

上記以外に、友人の学科だと、教授は中国語で話すけれども、教科書は英語で書かれているなんてこともあります。

さらに、全教科英語もあります。留学生が多いですが、英語の堪能な台湾人も英語オンリーの学科に入って勉強しています。(経済学部とかが多いです。)

卒業資格(英語に関して)

私の通っている大学院には、卒業時にある一定の英語力が求められます。(英文科でもないのに・・・)基準はTOEIC 450点です。ちょっと安心できる点数ですね。今年からこの基準ができたようです。友人に聞いたところ、その子は文系の大学生ですが、TOEIC 600点以上です。

その他

どの大学も国際競争力をつけようと必死です。毎年発表される様々なランキングにも敏感で、あれこれ頑張っているようです。今後さらに大学側は国際化に力を入れていくと思うので、余裕があれば英語の勉強もしたほうがいいかも・・・。

わたしの行っている大学院は、聞いた話によると、教授・助教授として採用されるには、海外の大学、もしくは大学院を卒業している必要があるようで、教授たちの学歴を確認してみると、9割はそのようです。だから、始めのうち中国語があまりできないときは、教授と英語で話しても問題はありません。

http://chudumalika.com/entry/2017/08/31/010000