コロナウィルスが蔓延して、アメリカ、ヨーロッパ等で子どもに川崎病のような症状が現れているとニュースで耳にしますね。実際、我が子が去年の夏、異国、台湾で川崎病にかかったので、そのことを書こうと思います。どなたかのお役にたてれば幸いです。
※医療の専門家ではなく、ただのブロガーの体験記なので、参考程度に読んでもらいるといいです。
Day1:始まりは突然の発熱
子どもが1歳3カ月~4カ月くらいの事です。午前中はいつものように室内で遊んだり、本を読んだりしていました。午後はお昼寝の時間なので、いつも通りご飯のあと、多少遊んでお昼寝しました。ただ、いつもと少し違ったのは、眠りが浅く、ちょくちょく起きたので、背中をポンポンして、また寝かせました。(←まだ熱に気づいていません)
夜、夫が帰宅するくらいの時間にやっぱり、いつもと様子がおかしい、熱っぽいなと感じ、体温計で熱を測りました。(何度だったかはメモしてなかった。。反省)この日は、子どもによくある発熱だろうと、そのまま就寝しました。
Day2:解熱剤を飲ませてみる
am7:30 38.6℃・・・元気もないので、そのまま寝かせる
pm0:00 39.0℃・・・この後解熱剤のシロップを体重から計算した分(4cc)飲ます
pm3:50 37.7℃・・・少し熱が下がっている。解熱剤が効いているかな??おなかに赤い湿疹のようなものを発見。体がだるいためか、寝たり起きたりの繰り返し。
pm5:30 39.0℃
pm8:30 38.4℃・・・一晩ゆっくり寝て体力回復できるように、もう一度解熱剤シロップをのませる。
Day3:遂に病院に行って診てもらう
am7:00 36.9℃・・・微妙な体温。下がりかけか?!
am9:10 38.8℃・・・上がってしまった。つらそうなので、解熱剤シロップ飲ます。病院に行くことを決める。体の赤い湿疹は昨日より少し、範囲が広がった気がする。
pm0:00 急患としてではなく、通常の受付で、一時間くらい待ってやっとお医者さんに診てもらう。このころには、BCGの予防接種あとが赤くなっていて、目も少し充血していた。ここで、始めて川崎病の疑いがあると言われ、小児心臓科のあるもう少し大きな病院に紹介状を出してもらった。(私たちが紹介状を書いてとお願いしたのではなく、お医者さん自ら、大きい病院の紹介状を書くから、この三つの病院の中でどこがいい?と聞かれ、私も以前別の病気で受診したことのある病院の名がそこにあったので、その病院にしてもらった。)
pm6:00 紹介状を書いてもらった病院のお医者さんに診てもらい、ほぼほぼ川崎病と決定。即入院決定。入院と同時に、24Hの点滴(薬は入っていない。ブドウ糖等水分補給のため)開始。まだ、入院しただけで治療は発熱が5日間を超えないと始まらない。
※双子の片方は元気いっぱいだったけど、川崎病の方に合わせるべく、一緒に入院。個室を手配してもらい、家族みんなで寝泊まり。たまたま入院した日が週末だったため、旦那は一旦家に帰り必需品をとってきてもらった。大人のご飯はコンビニやスタバですまし、子どもは離乳食が始まっていたので、2人分の病院食(子供用の離乳食のようなもの)を頼んだ。
Day4-5:慣れてくる入院生活
この二日間は特に治療も開始せず、様子見の状態。看護婦さんが定期的に見に来て、体温を測ったりしていた。元気な方は、遊びたくてうずうず、ナースコールの線を引っ張ってみたり等々。川崎病の方も定期的に解熱剤シロップを飲んでいたので、熱が下がっているときは元気元気!兄弟げんかもよくしてた。本当に入院中なのか!!??
Day6:ついに治療開始
朝から免疫グロブリン療法が始まる。といっても、点滴にこの薬剤を追加するだけ。特に痛み等はなさそう。こちらの病院では、免疫グロブリン療法の点滴は12Hで終了。この間も定期的に看護婦さんの体温チェックあり。この治療がてき面で、熱は下がるし、そして再びあがらない。体の赤い発疹もなくなり、目の充血もなくなり、BCGあとの赤いのも消えた。
Day7:通常子育て再開
まだ、入院中なのですが、点滴もはずれ、熱もない、ただただ遊び隊盛りの双子。ずっとベッドの柵の中に入れておくのもかわいそうな気がして、病院の廊下でお散歩したり、荷物を運んできたスーツケースを押して遊んでみたり、兄弟げんかしたり。。。普段の生活と変わらない一日でした。ただ、この日から、アスピリンのお薬を1日一回飲み始めました。アスピリンの粉と一緒に子どもにも飲みやすいように甘い粉も入れてくれていたので、水に溶かして飲みました。
Day8:退院
この日は平日。前日からもしかしたら明日退院できるかもねと言われていたのですが、確定ではなかったため、旦那は通常通り仕事へ(地方に会社有)。午前中に主治医の診察を受け、大丈夫!退院今日できる!と言われ、大変。荷物もまとめなきゃいけないし(←双子の面倒みながら。)、指定の時間までに個室を開けなきゃいけないと言われ、あたふたあたふた。結局、旦那にヘルプの電話をし、新幹線で台中に戻ってきてもらうことにしました。
処方箋で一ヶ月分のアスピリンをもらい、帰宅しました。
これで入院生活は終わりました。
その後
3カ月間はアスピリンを毎日飲みました。退院後一カ月おきに定期健診(心臓エコーと心電図。血液検査があったときもあったかな←記憶が曖昧すみません。)が三カ月。この三カ月を過ぎると、次は3カ月おきの定期健診です。今も、この定期健診を続けているところです。
まとめ
外国で子どもが入院することになっても、落ち着いて行動すれば、ほとんどは無事に元気に戻れるので、子どもに何かあっても、親は慌てず落ち付きましょうね。台湾の医療体制は日本のとほとんど変わらないレベルにあると思います。